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秋から冬にかけての体調不良を予防しよう!原因と対策・おすすめヨガポーズを解説

日が短くなってくる秋から冬にかけて、体調を崩しやすいと感じる方は多いのではないでしょうか。季節の変わり目は気温や気圧の変化が大きく、私たちの体にも大きな負担がかかります。

 

本記事では、秋から冬にかけて起こりやすい体調不良の原因と対策について解説します。体調管理に役立つヨガポーズについても紹介しますので、ぜひ参考になさってください



秋から冬にかけて起こりやすい体調不良とその原因

秋から冬にかけて起こりやすい体調不良は気温や湿度、気圧の変化と自律神経の乱れが大きな原因です。具体的には、次のような体調不良が起こりやすくなります。

 

風邪やインフルエンザ

秋から冬にかけては気温が低下し、ウイルスが活発になる季節です。しかも空気が乾燥することでのどの粘膜が弱まり、ウイルスに感染しやすくなります。朝晩の温度差が大きく体温調節が難しくなるため、洋服や小物で工夫することが大切です。

 

 

アレルギー

寒暖差アレルギーや気管支喘息が出やすくなります。近年は10月を過ぎても半袖で過ごせる日が多くなっているので、ブタクサやヨモギなどの花粉症がなかなか治まらないと悩む方もいます。

 

体の冷え

気温の低下により、体の末端部分の血行が悪くなります。女性は男性に比べて基礎代謝が低く冷えを感じやすい傾向にあるので、手袋やレッグウォーマーなどを活用して手足を温めるようにしましょう。

 

めまいや頭痛

日照時間が減少し、体内時計が乱れやすくなる時期です。体内時計の乱れによって自律神経のバランスが崩れ、めまいや頭痛、不眠などの症状があらわれることがあります。また、気圧の低下が頭痛や関節痛を引き起こすこともあります。

 

胃腸の不調

体の冷えやストレス、自律神経の乱れは胃腸の不調につながります。体を温め、生活リズムやメンタルを整えることが重要です。

 

肩こりや腰痛

寒さで体が縮こまり、筋肉が硬くなることで肩こりや腰痛が起こりやすくなります。冷えによる血行不良も筋肉の張りや痛みを悪化させる原因となるため、適度に運動をすることが大切です。

 

 

気分の落ち込み

日照時間が短くなるとセロトニンの分泌が減少し、気分が落ち込みやすくなります。日が出ている時間に散歩や庭仕事をするなど、自然光を浴びるようにしましょう。

 

皮膚の乾燥や肌荒れ 下線

空気が乾燥すると皮膚が乾燥しやすくなり、肌が、かさついたりあかぎれができたりします。顔のくすみやメイクのりの悪さに悩む方が増えるのもこの時期です。

秋から冬にかけて体調不良を予防するための対策

秋から冬にかけての体調不良を予防するには、2つのポイントがあります。

  • 気温や湿度の変化に対処する
  • 自律神経を整える生活を送る

それぞれ解説します。

 

<気温や湿度の変化に対処する>

外出の際は、気温に合わせて体温調整ができるように工夫することが大切です。自宅で過ごす場合は部屋の温度を18〜25℃、湿度は40〜60%を目安に管理しましょう。エアコンと一緒に送風機を使って部屋の空気を循環させると、部屋の温度が均一になってより過ごしやすくなります。湿度が保たれている方が部屋は暖かく感じるので、加湿も忘れずに。

 

また、空気が乾燥してのどの粘膜が弱まると、ウイルスに感染しやすくなります。免疫を低下させないために、ビタミンやミネラル、たんぱく質をバランスよく摂取して健康維持に努めましょう。

 

<自律神経を整える生活を送る>

自律神経を整えるには質のよい睡眠をとり、軽い運動を行うのが効果的です。また、一定の時間に起床・就寝することで体内時計を整え、自律神経の乱れを防ぐことができます。起床後は日光を浴びて、体内時計をリセットしましょう。

体調管理に効果的なヨガポーズ

自律神経を整える運動にはウォーキングやジョギング、サイクリングなどがありますが、自宅でできるものを探しているならヨガがおすすめです。秋から冬にかけての体調管理に役立つポーズを紹介します。

 

※※ ヨガのポーズの写真

 

(ヨガのポイント)

呼吸を意識することが大切です。ポーズをとることに集中するあまり、呼吸が止まってしまわないように気を付けましょう。またヨガポーズには交感神経を優位にするポーズと、副交感神経を優位にするポーズがあります。朝と夜でポーズを使い分けるとより効果的です。

 

朝におすすめ!交感神経を優位にするポーズ

 

三日月のポーズ

  1. 両足を大きく開いて立ち、両手を肩の高さに上げる
  2. 右足はヨガマットと平行に、左足先は真っすぐ正面に向ける
  3. 股関節を右へスライドさせ、息を吐きながら体を左へ倒す
  4. 右手は天井に向け、左手は足に軽く添える
  5. 反対側も同様に行う

 

弓のポーズ

  1. うつぶせになって両手で足の甲を持つ
  2. 両手で足を背中の方へ引き寄せて胸を床から離し、体を反らせる

夜におすすめ!副交感神経を優位にするポーズ

 

合蹠(がっせき)前屈のポーズ

  1. 両足の裏を合わせて座る
  2. 足先をつかんで背筋を伸ばす
  3. 息を吐きながら上半身を前に倒す

シャバーサナ(屍のポーズ)

  1. 仰向けになり、全身の力を抜く
  2. 手のひらを上に向けて、ゆっくりと深く呼吸する
  3. そのまましばらく呼吸を続ける

 

体に痛みがあるときや体調が悪いときは無理をせず、ヨガをお休みしましょう。自分のペースでできるのもヨガの魅力の一つ。体が硬い方は心地よいと感じられるところでポーズをとればOKです!

季節の変わり目も元気に乗り切ろう

秋から冬にかけての体調管理は「予防」が重要なキーワードとなります。気温や湿度の管理や規則正しい生活、適度な運動を心がけることで、季節の変わり目も元気に過ごせるでしょう。ヨガは身体面だけでなく、精神面にもアプローチできる効果的な運動方法です。ヨガを日常生活に取り入れることで健康維持に役立ちます。

 

体調管理は一朝一夕にはいきません。できることから少しずつ始め、継続的に取り組むことが大切です。